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2025.03.10
DX、Fintech、AI、クラウド…ソルクシーズの成長戦略と最新ビジネス事例【前編】

DXで日本のビジネスを導くソルクシーズグループ。近年はFintech、AI、IoT、クラウドなど先端技術を活用したシステム開発や自社サービス展開に注力しており、システムエンジニアやインフラエンジニアの活躍の場が広がっています。
今回は、ソルクシーズの成長戦略、強み、テクノロジー、最新のソリューション事例を【前編】【
後編】の2回にわたりレポートしていきます。転職で技術の幅を広げたい方、金融業界・自動車業界などテク帝の領域に強いエンジニアをめざしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
【前編】でまず紹介するのは、成長戦略です。ソルクシーズグループでは下記3つの成長戦略により、事業とサービスの価値の向上をめざしています。
・専門店化・収益構造の変革・グローバル展開ひとつ目の「専門店化」はグループ各社で業種・業務別に専門特化したオンリーワンの価値を創出して、SIビジネスの非価格競争を強化する取り組みです。2つ目の「収益構造の変革」ではストック型ビジネスを強化・拡大して、安定的な収益基盤の構築を実現。将来的にはSIビジネスと対等の営業利益額をめざします。
3つ目の「グローバル展開」は、ASEAN + 3の海外マーケットにグループ各社の優れた製品・サービスを展開。新たなストック型ビジネスの基盤構築を推進していきます。この成長戦略に加えて、ソルクシーズの強みとなるのが、長年にわたってお客様との信頼関係を築き上げてきたSIビジネスの安定的な収益基盤です。
特に銀行・ネットバンク、証券会社・証券取引所、信販、損害保険会社といった金融関連の案件は直接の取引が多く、信頼関係があるお客様が数多く存在します。官公庁・通信会社・流通・小売業・製造業などのプロジェクトも多く、幅広い業界のノウハウを蓄積しています。
加えてオフショア・ニアショア開発を積極的に活用しており、プロジェクトの規模や必要な技術に応じた柔軟な対応が可能です。
そんなソルクシーズグループでは、下記5つの技術分野に注力して既存ソリューションの強化と新規ビジネスの創出を推進しています。
・FinTech・IoT・AI・CASE・クラウドFinTechでは、ブロックチェーンやバーチャルカレンシーを中心にSBIグループ企業のシステム開発を支援。クラウド・分散型台帳技術を活用した国内・海外送金システムの構築や、国内のQRコード決済事業者を対象にした海外向け顧客管理業務などの開発案件にも参画しています。
IoT領域では製造業の人手不足を背景に、「イー・アイ・ソル」の状態監視/予知保全システムの受注が拡大中です。2023年から、航空・宇宙・防衛産業向けの新たなソリューションも展開しています。
AIの最新トピックスとしては、自社開発サービスの展開が挙げられるでしょう。自動車業界のソフトウェア開発のコンサルティングを手がける「エクスモーション」は、2024年11月に生成AIを活用した開発支援サービス「CoBrain」をリリース。要件定義書や要求仕様書を生成AIが添削するサービスによって、ソフトウェア開発の業務負荷や技術者の育成が課題となっている企業の開発現場を支援しています。
CASE領域ではリスキリング支援・シフトレフトといった、新たな顧客課題をターゲットにしたソリューションがシェアを伸ばしています。CASE・ソフトウェアファーストなどの領域における自動車DX支援も好調です。
自社開発のクラウドサービスも展開しており、企業向けオンラインストレージサービス「Fleekdrive」「Fleekform」は導入する企業を順調に増やしています。これらの取り組みによって、グループ全体の顧客層が拡大しており、2024年12月期第3四半期には多くのグループ会社が過去最高の売上となっています。
続く【
後編】では、ソルクシーズグループが提供する最新のソリューション事例についてさらに深堀りしていきます。ぜひ合わせてご一読ください。