未経験からシステムエンジニアをめざす人、必見！IT業界の最新求人動向と求められる人物像【後編】

経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材やエンジニアが最大79万人不足すると予測されています。現在でも世の中の高まるニーズに対し、IT人材は不足傾向にあります。

求人はSIer（システムインテグレーター）やIT企業だけではありません。製造業、金融業などでITシステムを内製化する動きも強まっており、さまざまな業界でIT人材が求められています。

この記事では、未経験からシステムエンジニアをめざす人に向けて、IT業界の最新情報と求められる人物像について紹介しています。3回目はIoTとRPAについて紹介します。

IoT

スマート家電が普及し、今や当たり前となったIoT（Internet of Things）。「介護施設のベッドやトイレにセンサーを取り付けて利用者の健康状態を把握」「工場の機械にセンサーを設置して、機械の摩耗や部品交換時期を予測」「河川の水位測定」「イルミネーションの演出・コントロール」など、活用される領域が広がっています。最近では、遠隔操作やデバイスのセキュリティなど、新たな分野で注目を集めています。

求められるスキル

センサーをモノに組み込み、インターネットを介して情報をやり取りするため、組み込みのスキルやネットワークの知識が求められます。また、情報保護の観点からセキュリティの知識も欠かせません。どのデータを集め、活用するのかといった視点も重要になってくるため、AIやデータサイエンスの知識があると活躍の場が広がります。

求められる人物像

ハードウェアとソフトウェアの両方に対して、学習意欲と知見がある人が求められます。多様なサービスやシステムに導入されるので、顧客志向であることも大事な要素となります。未知の状況でもチャレンジ精神をもって取り組める姿勢も重要。さまざまな業界の顧客やプロジェクト関係者、システムエンジニア、プログラマーと関わるため、コミュニケーション力も必要です。

RPA

RPA（Robotic Process Automation）は、人間が行ってきた高度な作業を自動化する技術です。ルーティーン化された事務作業などは、人間が行うよりも速く、正確に作業できるため、業務工数や労働時間の短縮、人件費の削減が期待できます。既に、顧客管理、マーケティング、受発注業務などさまざまな単純作業が自動化されています。

RPAが浸透していくと、システムエンジニアは、作業を自動化するシステムを作るだけでなく、RPAを部分的に導入した高度な自動化システムの開発や、業務全体の効率化を提案するコンサルタントといった仕事にシフトしていくでしょう。

求められるスキル

お客様の状況や課題を把握し、システムのフローに落とし込むという作業が必要なため、傾聴力やコミュニケーション力が欠かせません。また、ビジネス全体を見通し、最適解を見つけ出すためには業界全体の幅広い知識も必要です。

求められる人物像

親身になってお客様の相談を聞き、一緒になって解決しようとする姿勢や、柔軟な発想でお客様の悩みを解決できる人姿勢が求められます。

DX、AI、IoTのサービスを展開するソルクシーズグループ

ソルクシーズグループのイー・アイ・ソルでは、IoT技術を使った工場の「予知保全システム」を提供しており、多くの製造業の現場で活用されています。

加えて、離れて暮らす家族がセンサーの情報を通じて高齢者をそっと見守る「いまイルモ」も展開。ベッドやドアなどにセンサーを取り付けることで、高齢者の健康状態を把握することができ、老人ホームや病院などでも導入されています。

また、純国産RPAツール「Winactor」の販売と導入支援も手掛けており、金融業や製造業を中心にRPA技術を使ったソリューションも提供しています。

ソルクシーズグループは、これらのサービスを成長させつつ、新たな領域にも進出しようとしています。AI、IoT、セキュリティ、モバイル、クラウド、DXといった領域に力を入れており、専門技術を高めたいシステムエンジニアを積極的に採用しています。

2021年11月から、学歴や職種経験を問わない未経験採用をスタートさせました。重要なのは自発的に動き、積極的に学ぶ姿勢です。
現場ですぐに使える知識やスキルを効率よく学べる「ソルクシーズアカデミー」を開講。未経験者としてして転職してきた社員は、「ソルクシーズアカデミー」で学びながら現場で先輩たちのサポートを受け、即戦力レベルのシステムエンジニアに育っています。

現在も、システムエンジニアとして長く働きたい人、プロジェクトマネージャーとして活躍したい人を募集しています。詳しくは、ソルクシーズのキャリア採用サイトより、求人情報をチェックしてみてください。