AI、RPA、5G、DX…今年はどうなる？2021年に急成長といわれた4大ITトレンドの未来【前編】

2021年に急成長するとして注目されていた、AI、RPA、5G、DXの4つの領域。しかし、コロナ禍の終わりは見えないうえに、人材不足も重なり、当初の思惑よりは伸びなかったように感じられます。

2022年はどのように発展していくのでしょうか。前半と後半に分けて各領域の市場予測、成長の見通しを紹介します。

AI市場は一時的に停滞するも、拡大の見込み

製造・建設現場での画像認識技術や問い合わせセンターのチャットボットなど、かなり身近になってきたAI。2020年度は、コロナ禍で一時的にビジネスが停滞し、計上予定だったプロジェクトの順延や見送りが発生しました。

しかし、コロナ禍でオンライン診療・服薬指導、テレワークなどが急速に浸透するなど、これまで「前例がない」「規制がある」などの理由から足踏みしていたことが、一気に普及しました。世の中の流れとしても、規制改革を進める機運やイノベーションの重要性が高まりつつあります。

2021年は2020年の遅れを取り戻す傾向にあり、市場全体で見ると前年比アップの見込みです。2020年は、一部店舗や部署で試験的にAIを導入していた企業が、2021年に本格稼働となっているケースが多く、2022年はさらにこの傾向が加速していくでしょう。

企業の体質やトップの考え方により、AIの活用が進んでいない企業も存在しますが、全体としては拡大傾向にあることに間違いありません。

2022年は対話型AIがトレンドに

2022年は、ディープラーニング応用領域の「対話型AI」に熱い視線が注がれるでしょう。対話型AIはビデオゲームなどで利用が進み、技術が進化しました。AIの言語処理能力の向上は著しく、今まで以上に感情が表せたり、説得力が増したりするでしょう。

膨大なお客様の声から傾向を把握したり、隠された不満やクレームをあぶりだしたりするテキストマイニングの分野でのAI活用も進んでいます。テキストや音声に加え、画像や動画も同時に処理する「マルチモーダル・モデル」への関心が高まっており、開発が進められています。

対話型AIは、小売り、銀行、ヘルスケアなどの業界での拡大が期待されており、顧客対応の多くをAIが担う日もそう遠くはありません。

この他には、AIを活用することで、コロナ禍で物流が混乱している状況でも運送の最適化を実現し、ビジネスの効率化、省力化に大きく貢献しています。また、AIの予測計算の技術を使った病気のメカニズム理解の促進、創薬分野の前進、開発期間の短縮化が期待されており、金融業界では自分の声をIDにする技術が研究されています。

AI市場の拡大に伴い、AIに関する高いスキルを持ったシステムエンジニアが求められています。AIの発展には機械学習、ディープラーニングのライフサイクルの管理に加え、データサイエンティスト、システムエンジニア、保守・運用担当者などの協力が欠かせません。技術に加え、高いコミュニケーション力を併せ持つ人材が、転職時に有利になります。

ソルクシーズもAIに注力しており、高い志をもったエンジニアを求めています。今も進化を続けている技術のため、常に学び続ける必要がありますが、今後、確実に発展していく領域です。長いキャリアを考えた場合、AIを専門にすることはメリットが大きいといえるでしょう。

ソルクシーズには、チャレンジ精神があるシステムエンジニアが積極的に活躍できる土壌が整っています。過去の経験よりも、何かを成し遂げたいという熱意、世の中を変えていきたいという強い思いを重視して採用を行っています。活躍できるのは、顧客志向、チームプレー志向、学習意欲がある人。年齢や経験を問わず、力があればプロジェクトマネージャーやリーダーをまかされる会社です。

興味のある方は、ぜひキャリア採用サイトの求人情報で詳細をご確認ください。次回は、DX、5G、RPA領域の2022年のトレンドを紹介します。