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IT業界と採用を語るスタッフブログ

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IT業界トピックス 2025.08.22

何を強みにする?システムエンジニアのキャリアプランの考え方

システムエンジニアの将来は、主体的にキャリアプランを描くことで、より豊かなものになります。5年後、10年後をイメージして、自分自身の「強み」をどう活かし、どのような方向に進むかを考えることが大切です。この記事では、システムエンジニアとして考えられる4つのキャリアプランと、それぞれに必要なスキル、日頃から意識すべきことについて解説します。

  1. マネジメントを極める|プロジェクトマネージャーへの道

システム開発において、プロジェクト全体を成功に導くプロジェクトマネージャー(PM)は、システムエンジニアのスタンダードなキャリアパスのひとつです。プロジェクトマネージャーは技術力だけでなく、プロジェクトを企画・設計・管理する力が求められます。

求められるスキルと強みにできること

プロジェクトマネージャーに不可欠といえるのは、コミュニケーション力とリーダーシップです。クライアントや開発チーム、関係部署との円滑な連携を図り、プロジェクトの進捗状況を正確に把握し、問題発生時には迅速に対応する力が求められます。スケジュール管理や予算管理、リスク管理といったマネジメントの知識も必須です。

技術面では、特定の領域の技術よりも、開発プロセス全体を俯瞰する幅広い知識が重要です。システム開発の各フェーズでどのような作業が発生し、どのような課題があるかを理解していることが、的確な指示や判断につながります。

日頃の仕事で取り組むべきこと

日々の業務においては、単に自分の担当業務をこなすだけでなく、プロジェクト全体の動きに関心を持つことが重要です。進捗会議では発言の機会を増やし、他のメンバーの業務内容や課題を把握するように努めましょう。

プロジェクトの課題解決に向けて、積極的に提案するのも先々のキャリアにつながるでしょう。上司や先輩のマネジメント手法を観察し、いい点を盗むことも将来への布石となります。

転職の際に考えること

プロジェクトマネージャーを視野に入れて転職を考える場合は、リーダーとして活躍できる求人に目を向け、これまでのプロジェクトでどのようにチームや課題をリードしてきたかを具体的にアピールすることが重要です。困難な状況を乗り越えた経験や、チームメンバーのモチベーション向上に貢献した実績は、大きなアピールポイントとなります。これまでの経験から得たマネジメントスキルやコミュニケーション力を、具体的なエピソードを交えて語る準備をしておきましょう。

  1. 専門性を高めて新たな職種にチャレンジ

システムエンジニアとしての経験を活かし、専門性が高い職種にチャレンジしてキャリアを築く道もあります。たとえばITコンサルタントやアーキテクトなどは、上流工程での仕事が中心となり、クライアントの経営課題の解決や大規模なシステム設計に深く関与します。

求められるスキルと強みにできること

ITコンサルタントには、高度な課題解決能力とロジカルシンキングが求められます。顧客の事業課題を正確に分析し、ITを活用した解決策を提案する力が必要です。システムエンジニアとして培った業務知識や技術的な知見が、説得力のある提案につながるでしょう。

ITアーキテクトは、大規模システムの全体設計を担う専門家です。データベース、ネットワーク、セキュリティなど、広範な技術領域に関する深い知識が求められます。個々の技術に精通するだけでなく、それらを組み合わせて最適なシステム全体像を描く能力が強みとなります。

日頃の仕事で取り組むべきこと

普段の業務から、なぜそのシステムが必要なのか、技術的な選択がどのような影響を及ぼすのかを深く考える習慣をつけましょう。クライアントの業界動向や競合他社の情報にもアンテナを張り、ビジネスの視点からシステムを捉えることが大切です。書籍やセミナーを通じて、最新の技術トレンドやビジネスモデルを学ぶのも効果的です。

転職の際に考えること

新たな職種をめざして転職するなら、自分に足りない力や今後積むべき経験を明確にして、仕事の幅を広げられる求人を選ぶようにしましょう。面接では、これまでの経験を活かしてどうなりたいかを明確に説明することが重要です。

たとえば、「SEとしてクライアントの業務課題に向き合ってきた経験を活かし、ゆくゆくはITコンサルタントとしてより上流から課題解決に貢献したい」といったように、これまでのキャリアと将来の目標を論理的に結びつけましょう。

  1. 技術を極める|エンジニアとしてスペシャリストへ

SEとして一つの技術領域を深く掘り下げ、スペシャリストとして活躍するキャリアおプランもあります。専門性を高めるなら、データベースエンジニア、セキュリティエンジニア、データサイエンティスト。金融業界や通信業界、人材サービスなど、特定の業界や分野に強いシステムエンジニアという道もあります。

求められるスキルと強みにできること

スペシャリストには、特定の技術に関する幅広い知見と経験が求められます。データベースエンジニアであれば、パフォーマンスチューニングや大規模データの管理に関する知識と実践的なノウハウが強みとなります。常に最新の技術動向を追いかけ、自身のスキルを更新し続ける探求心が必要といえるでしょう。

特定の技術分野で「この人なら安心」というように社内外から信頼される存在になるのも強みになります。技術的な問題が発生した際に、真っ先に相談されるような存在になることが目標です。

日頃の仕事で取り組むべきこと

担当プロジェクトで特定の技術に深く関わる機会があれば、積極的に手を挙げましょう。仕事外でも技術的なコミュニティに参加したり、自身の専門分野に関するブログ記事などを書いたりすれば、自身の「強み」を可視化できるでしょう。学習を習慣化し、新たな技術を常に吸収し続ける姿勢が重要です。

転職の際に考えること

スペシャリストとしての転職は、未経験からのチャレンジになるケースもあるでしょう。その場合は、これまでの経験をポートフォリオや具体的な実績を提示して、いずれはまかせられる人材になれると評価されることが重要です。

担当したプロジェクトでの技術的な貢献内容や、解決した困難な課題について、技術的な側面からも詳しく説明できるように準備しておきましょう。保有する資格や、個人的な活動の成果なども、技術力や知見を証明するうえで有効です。

  1. 組織に縛られない|独立・フリーランスという選択

長年のエンジニア経験と高い技術力を活かし、特定の企業に所属せずにフリーランスとして独立するのも選択肢のひとつです。自身のスキルや実績を直接クライアントにアピールし、プロジェクトごとに契約を結んで働きます。

求められるスキルと強みにできること

フリーランスとして成功するには、技術力はもちろんのこと、自己管理能力と営業力が不可欠です。案件を獲得するためには、自身のスキルや実績を効果的にアピールする必要があります。また、経理や税務といった、ビジネス運営に関する知識も学ぶ必要があります。

強みとなるのは、特定の技術分野における専門性や、特定の業界における豊富な業務知識です。これらの強みを活かし、クライアントの課題をピンポイントで解決できることが、フリーランスとしての価値を高めます。

日頃の仕事で取り組むべきこと

フリーランスを目指すなら、日頃から自己のスキルを棚卸しし、市場価値を意識することが大切です。積極的に新しい技術を学び、スキルセットを広げましょう。また、社外の人とのネットワークを広げることも重要です。勉強会や交流会に参加し、人脈を構築することで、将来の案件獲得につながる可能性があります。

転職の際に考えること

フリーランスは、厳密には「転職」とは異なりますが、新たなキャリアと働き方を実現するという点では共通しています。独立を考える際は、自身の専門性がどの程度の市場価値を持つかを把握することが重要です。

現在の会社での経験を通じて、どのようなスキルや実績が外部で通用するかを客観的に評価しましょう。さらに独立後の生活を具体的にイメージし、必要な準備を進めるようにしましょう。

ソルクシーズでめざせる多様なキャリア

ソルクシーズは、金融、流通、公共といった幅広い業界のお客様に、システムインテグレーション事業をはじめとした多様なITサービスを提供しています。システムエンジニアとして特定の専門分野を深められるだけでなく、さまざまなキャリアの可能性を探求できる環境があります。

たとえば、プロジェクトマネージャーをめざすなら、大規模なプロジェクトに参画し、マネジメントスキルを磨くチャンスがあります。専門性を高めたい方は、クラウドやAI、セキュリティといった最先端技術を活用した案件にチャレンジすることで、市場価値の高いスペシャリストへの道が開けます。

あるいは業務アプリケーションや基盤システムの構築などの領域に上流から関わることで、ITコンサルタントやITアーキテクトといったキャリアチェンジも視野に入れることができます。

ひとつの企業にいながらにして、多様な経験を積むことで自身の強みを発見し、キャリアの可能性を広げることが可能です。ソルクシーズのキャリア採用サイトで、具体的な事業内容や募集職種を紹介しているので、ご自身のキャリアプランと照らし合わせてみてください。

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