開発言語、ノウハウ、業界知識…ITエンジニアの転職で評価される技術・経験とは？

転職を検討しているシステムエンジニアの方に、最新版として2024年の転職市場でニーズの高まっている技術や経験を紹介します。

2024年の転職市場でニーズの高まっている技術や経験

エンジニアの種類と仕事は多岐に渡りますが、特にニーズが高まっているのはインフランジニアとアプリケーションエンジニアです。これらが高まっている理由には、事業会社におけるDXニーズの高まりが関係しています。

【インフラエンジニアの転職で評価されやすい資格や経験】

・LPIC2～3/LinuC2～3

・CCNP

・AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト

・IPA関連資格（基本情報技術者、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士など）

・CISSP、CISM

・セキュリティー・クラウド関連の経験・資格

【アプリケーションエンジニアの転職で評価されやすい資格・経験】

・ERP（SAPなど）

・クラウド（AWSなど）

・CRM（Salesforceなど）の導入経験および知見

・Java/Python/PHPの開発経験

・アジャイル開発のノウハウやDB設計経験

今回は、上記のなかから、クラウド、CRMの導入経験および知見、Java/Python/PHPの開発経験、アジャイル開発のノウハウとは何かを具体的に解説します。

・クラウド

システム開発では全て自分たちで行わず、クラウドサービスを利用するケースがあります。たとえば、サーバーやデータベース、プラットフォームなどが当てはまります。
さまざまなサービスに利用されるため、クラウドに関する知識があると重宝されます。多く用いられているクラウドサービスは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなど。システムエンジニアとして働こうと考えている場合は、ぜひ学んでおきましょう。

・CRMの導入経験および知見

CRMは、Customer Relationship Management（カスタマー リレーションシップ マネジメント）を略したもの。いわゆる「顧客関係性マネジメント」や「顧客関係管理」のことです。
マネジメントスキルは管理スキルとも呼ばれており、ビジネスに必要であるヒト、モノ、カネ、情報を適切に管理することが求められます。

CRM活動を支援するシステムを導入する企業が増えているため、CRMの導入経験があることも求められるもののひとつです。導入経験を積める機会があれば積極的に挑戦しましょう。マーケティング、営業、顧客など企業によって管理したい分野は異なるため、CRMシステムへの知見を深めておくことをおすすめします。

・Java/Python/PHPの開発経験

Java、Python、PHPの開発経験にもニーズがあります。JavaはC言語をベースに開発されたプログラミング言語であり、IT市場を牽引するGoogleが開発に使用する三大言語のひとつです。Pythonはオープンソースのプログラミング言語のひとつであり、数値計算、Webアプリ開発、AI開発などに利用されます。PHPは動的にWebページを生成するサーバーサイドのスクリプト言語であり、比較的使用や文法が簡単で習得しやすいのが特徴です。これらの経験があれば、即戦力として重宝されるでしょう。

・アジャイル開発のノウハウ

アジャイル開発は、システムやソフトウェアのプロジェクト開発手法のひとつ。小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めていきます。従来の開発手法よりも開発期間が短いのが特徴です。アジャイル開発の主な手法は以下の６つです。

・スクラムエクストリーム

・プログラミング（XP）

・ユーザー機能駆動開発（FDD）

・リーンソフトウェア開発（LSD）

・カンバン適応的ソフトウェア（ASD）

近年、アジャイル開発が行われることが多いため、知見を深めておくとよいでしょう。

ソルクシーズが求める技術や経験

ソルクシーズは、金融分野にIT技術を組み合わせたFinTechなど、新しいサービスや事業領域に積極的に挑戦しています。

そのため、ソルクシーズでは次の3つの資質を持った人材を求めています。1つめは、好奇心、成長意欲、バイタリティがあること。サービスも自らも成長させようとする強い意志を持つ人を歓迎します。

2つめは、チームプレー、リーダーシップを持ち、お客様、社員、パートナー企業との関係を大事にしてプロジェクトを推進できること。高い技術力や専門性は大事なベースではありますが、それだけではプロジェクトを成功には導けません。チームメンバーがどうしたらスムーズに仕事をできるかに気を配るなど、チームを動かすリーダーになることが大切です。

3つめは、お客様のニーズやオーダーを的確に受け止め、最適な解を出すためのプロセスを導けること。技術を知るエンジニアであることはもちろん、気が利くセールスマン、カウンセラー、物事と人を動かせるリーダーでもあることも必要です。時代や社会の変化を楽しみながら、チャレンジする「人間力」のある人を求めています。

システムエンジニアとして必要なスキルを極めた後は、スペシャリストやプロジェクトマネージャーなど、自分でキャリアを選択することも可能です。未経験者には丁寧に指導します。転職希望の方、第2新卒の方の求人も用意していますので、ぜひ採用担当者までお気軽にお問い合わせください。