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長年にわたって金融業界のシステム開発に携わっているソルクシーズは、FinTechに注力しています。FinTechビジネスにおいて、今や欠かせない技術となっているのは、AI、IoT、生体認証、ブロックチェーン、セキュリティです。
この記事では、FinTechに強いシステムエンジニアをめざすために、5つの専門分野がどのようにFinTechに関わっているのかを解説します。
あらゆる分野で活用が進んでいるAI(人工知能)ですが、FinTech分野も例外ではありません。投資や融資、ローンなどの分野でAIが活躍しています。
AIを使えば、膨大な量のビックデータを分析して活用することが可能になります。金融サービスでは、株価やアナリストのレポート、市場取引予測など、今まで、熟練の投資家や経験豊富な社員・行員しか出せなかったレポートも、AIによってよりスピーディーに配信できるようになっています。
AIの技術革新に伴い、さらに多くの情報を集めて分析できるようになるため、精度はますます上がっていくでしょう。
投資の分野では、AIが投資アドバイスを行っており、ロボアドバイザーと呼ばれています。市場の情報や、金融サービス利用者の取引データや行動などを集めて分析することで、的確な提案をすることが可能になりました。そのため、経験が少ない投資家でも低リスクで投資ができるようになり、ハードルが下がっています。
金融機関ではAIを活用して、過去の取引履歴を分析、与信や融資に反映させるケースが増えています。「AIを使った最適なローンの提案」「適切な融資金額の判定」などがスムーズにできるようになり、業務が大幅に効率化されました。
入力されたデータを基にAIが信用度を算出し、数値化するサービスも登場しています。AIが進化し、人間と同等の知識を持つことができれば、セキュリティも向上すると考えられています。
IoT技術を使うことで、さまざまなデータを取得し蓄積することが可能です。今までは収集できなかったようなデータを取得することで、サービス品質やUX(お客様体験)の向上が可能になります。
FinTechでは、インシュアテック(保険)分野で主に活用されています。自動車保険の分野では、ドライブレコーダーなどのIoTセンサーから、走行距離や運転スピード、急ブレーキの回数などのデータを取得。自動車事故のリスクを算出し、保険商品の開発に役立てています。実際に、IoTで取得した運転データをもとに安全運転レベルを算出し、保険料金に反映する商品も登場しています。
生命保険の分野では、ウェアラブル端末から生活習慣や食生活、心拍数や睡眠時間といった個人の健康データを取得。多くの人のデータを取得して、健康リスクを判断し、保険料の算出に役立てています。健康状態に応じて、キャッシュバックを行う保険も登場しました。
世界のFinTech市場規模は2025年に約12兆円になると見込まれています。現金主義が強い日本でも、コロナ禍の影響もありモバイルによるキャッシュレス決済やネット取引が急速に浸透。FinTech市場はますます拡大を続けるでしょう。
システムエンジニアにとって、知識の陳腐化は避けたいもの。今後、拡大する領域を常に押さえておくことが重要です。
ソルクシーズは、FinTechやDX、クラウド、AIといった領域に注力し、次世代のビジネスを作り上げようとしています。そのためには技術力と人間力があるシステムエンジニアが欠かせません。プロジェクトマネージャー、リーダー、先端技術を武器とするエンジニア、金融業界・通信業界など特定分野のスペシャリストなど、さまざまなキャリアの可能性があるソルクシーズに転職してみませんか。詳しい求人情報は、採用サイトに掲載しています。
後編では、生体認証、ブロックチェーン、セキュリティについて紹介します。
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