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IT業界と採用を語るスタッフブログ

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IT業界トピックス 2022.02.10

AI、RPA、5G、DX…今年はどうなる?2021年に急成長といわれた4大ITトレンドの未来【後編】

DX

終わりの見えないコロナ禍。IT業界においては、テレワークの浸透などで売上が急増したサービスがある一方で、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーの人材不足によって伸びが鈍化した領域もあります。新規プロジェクトを見合わせた企業の動きやIT人材の不足は、2021年に急成長するといわれていたAI、RPA、5G、DXの4つの領域にどのような影響を与えたのでしょうか?

前編では、AIについて紹介しました。後編ではRPA、5G、DXについてみていきます。

さまざまな自動化の技術が、RPAを中心に統合されていく見通し

業務の効率化を推進するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入する企業が増えてきました。Webサイトやシステムを担当する人材不足の解消や、デジタルトランスフォーメーション(DX)の導入などにおいて、ニーズが多い技術のひとつです。

現在のRPAは限定された領域で一部の業務しか自動化できません。しかし2022年は、ビジネスプロセスオートメーション(BPA)、サービスとしての統合プラットフォーム(iPaaS)、ローコードアプリケーションプラットフォーム(LCAP)、人工インテリジェンス(AI)プラットフォームなどが、RPAを中心に統合されていくでしょう。

セマンティックオートメーション(文脈に基づく自動化)の進化により、従来のルールベースアプローチからの脱却も進む見込みです。CIO(最高情報責任者)に加え、CSO(最高サステナビリティ責任者)を設置する企業も登場し、社内全体で自動化の推進、セキュリティの強化をしていく傾向が高まる見通しです。

RPA分野は幅広く、顧客のニーズに合わせたカスタマイズが求められます。ITの技術に加えて、「顧客の業界に精通している」「多様な多くのビジネスモデルを把握している」など、経験豊富な人材が求められています。

自動運転、スマート工場、4K・8Kのライブ配信などで5Gが活躍

2020年春に日本で商用サービスが開始された5G。現在は、「5G NSA(ノン-スタンドアローン)」方式で運用されており、高速大容量、高信頼・低遅延通信、多数同時接続といった5Gの魅力を活かしきれていません。

「5G NSA」は、4Gの通信システムとセットで稼働するため、待ち受け時は4Gの基地局で対応。通信開始時に5Gの基地局に接続し、5Gでのデータ送信を行っています。そんななかで、2022年には5Gだけで動かす「SA(スタンドアローン)」方式が開始されます。現行の5Gよりさらにデータ遅延時間が短く、より安定的に通信できるようになるため、5Gのメリットを全て享受できるようになります。

5Gの発展により、自動運転技術がさらに前進する見通しです。メーカー各社は工場内に5Gの環境を用意すれば、従来よりも確実でスムーズに産業ロボットを動かせるようになります。無人搬送車を使って工場内のモノを運搬する企業もあり、自動化、AR、IoTを活用した「スマート工場」の構築が進むでしょう。

そのほかにも医療分野での遠隔手術、スポーツ観戦をはじめとする4K・8Kのライブ配信など、5Gへの期待がますます高まっています。

5Gには、技術を提供するネットワークエンジニア、5Gを使う機器に対応するエンジニアの両方が求められているため、人材は不足傾向。5Gを利用したサービスを展開したい企業など、幅広い業界の求人があります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)はこれからが正念場

多くの企業のトップがDXの必要性や重要性は理解しつつも、「具体的な手法がよくわからない」「社内外のさまざまな規制がハードルになっている」といった企業が多く、これまでの想定よりも導入できていないのが現状です。

コロナ禍だけでなく、環境保全やSDGsなど新たなテーマも追加されてビジネスモデルの大きな転換を求められるなか、DXの成功は企業発展のカギとなります。デジタル化とともに新しいビジネスモデルを生み出すDXは、販路拡大だけでなく、よりビジネスの本質的な部分を変革することが求められます。

消費者は何を求めているか、自社はどこへ向かうのかといったヴィジョンを明確にすることが、DXを実現するための大前提となります。プロジェクトマネージャーやシステムエンジニアは、IT技術に加えてビジネスに関する知識や柔軟な発想が求められるため、顧客企業が求めるスキルとエンジニアの技術や経験とのギャップが大きくなっています。特定の業界・領域のビジネスに関する知見をもったマネージャーや技術者は、DX推進において活躍の場が大きく広がるでしょう。

「デジタルトランスフォーメーションで日本のビジネスを導く」をステートメントに掲げ、ビジネスを展開しているソルクシーズも、AI、RAP、5G、DXに関する技術・経験があるシステムエンジニアを求めています。職種やスキルなどの詳細な情報はキャリア採用サイトの求人情報でご確認ください。人間力、学習意欲、チャレンジ精神、DXに関わりたいという熱意のある方の応募をお待ちしています。

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