IT業界の採用＆求人トレンド
2022.05.27
システムエンジニアの人材ニーズが高い注目の6領域とは？【前編】
変化が速いIT業界でキャリアアップしていくには、システムエンジニアのニーズが増加する領域、成長していく領域をキャッチアップしていくことが重要です。
この記事では2回に分けて、人材ニーズの高い6領域について、どのような人材が求めているのかを紹介します。前編では、AI、IoT、セキュリティについてみていきます。
AI―経営戦略に活用したい業界・企業が増加中
ディープラーニングにより自分で概念を学習することができるAI（人工知能）。今までは困難だったビッグデータの解析がAIの活用でスムーズにできるようになりました。そのため、多くの企業がAIを経営戦略に欠かせないものとして捉えています。
AIの技術は画像分析、音声認識、自動運転、RPAなどの業務自動化に活用されており、最近ではノーコード・ローコードの開発やサイバーセキュリティ強化、メタバーズなどでも必須アイテムとなっています。単純作業をAIに代行させる企業は増えており、小規模なシステム開発やスモールデータ分析でもAIが果たす役割が拡大していく見通しです。
AI人材のニーズは高まっていますが、プログラミングスキル、フレームワークのスキル、クラウド、数学といった専門的なスキルが必要となり、未だ人材不足が課題となっています。今、技術・知識を身につけておけば、キャリアの選択肢は確実に広がるでしょう。
IoT―モノとインターネットがつながり、暮らしもビジネスも快適に
家電、医療、自動車、物流業界をはじめ、多くの業界がIoTに注目していますが、AIと同様に専門スキルを持った人材の不足が業界全体の課題となっています。
特に、注目度が高いのが医療・介護と自動車業界、製造業界でしょう。医療・介護の場合、患者や高齢者の部屋にセンサーを設置して常に情報を収集しておくことで、異変をすぐに察知できます。データを見ながら、医師が遠隔から指示を出すことも可能です。
ソルクシーズグループでもIoT技術を使った高齢者見守り支援システム「いまイルモ」を展開。独り暮らしの高齢者の部屋、老人ホーム、病室などの温度、照度、トイレの回数などを計測し、健康管理・介護の質の向上に貢献しています。
また、自動運転にもIoTの技術は欠かせません。自動車間で通信して、車間距離を維持して追突を防ぐ、衛星と連携して目的まで自動走行する技術の実現を目指しています。さらに最近では、遠隔操作やIoTデバイスの機密情報・認証情報保護、エッジコンピューティングにおいても人材ニーズが高まっています。
IoTの活用には、組み込みスキル、ネットワーク、セキュリティといった幅広い知識が必要です。スマートフォンアプリを活用するサービスも多く、アプリ開発のスキルやAIの知識があれば、転職の選択肢やキャリアプランの幅が広がります。
セキュリティー情報漏洩のリスクを減らすため、ニーズは高まる一方
ITが生活に浸透すればするほど、情報漏洩のリスクが高まります。企業の機密情報やお客様の個人情報が漏洩してしまえば、サービスの信頼性が毀損し、経営にも大きなダメージを与えます。
世界各国でのサイバー攻撃の増加、コロナ禍による急速なテレワークの浸透で、セキュリティへのニーズは急速に高まっていますが、対応できる人材は不足しています。セキュリティに関する技術を強みにするためには、サーバー、ネットワーク、インフラに関する基本知識を押さえたうえで、認証、セキュアプログラム、暗号、ファイアーウォール、セキュリティプロトコルなどの技術をマスターする必要があります。
知識・技術を学ぶためには、サイバーセキュリティ分野における国家資格である情報処理安全支援士試験、情報セキュリティマネジメント試験といった資格取得を最初のステップとするといいでしょう。
ソルクシーズなら、未経験からでも注目分野のエンジニアをめざせる
AIが進化すると、単純作業に近いルーティンワークはとって代わられるでしょう。しかし、システムエンジニアのように、各領域の専門家と協力・調整しながら顧客のニーズにあったシステムを作り上げるという仕事はAIにはできません。
ソルクシーズは、「DXで日本のビジネスを導く」を目標に、新領域にも力を入れています。急速に高まるIT人材へのニーズに応えるため、未経験者も積極的に採用。社内の研修制度を充実させ、現場で使える実践的な知識を学ぶ機会が豊富にあるため、未経験から注目領域のエンジニアになることも可能です。
ソルクシーズでは、システムエンジニアとして長く働きたいという熱意やコミュニケーション力、学習意欲を重視して採用を行っています。興味のある方は、ソルクシーズのキャリア情報サイトに掲載されている求人情報をチェックしてみてください。
後編では、モバイル、クラウド、DXに紹介します。
