ソルクシーズが推進する業界別のＤＸ事例＆サービス

ソルクシーズグループの事業は、大きく2つに分かれます。金融や通信、官公庁、製造業などのシステム開発や保守・運用を受託するSIビジネスと、業界・領域特化のツールやパッケージ、Webサービスを提供するストックビジネスです。

近年は、DXをはじめとしてクラウド、FinTech、CASE、IoT、AIなどの先端技術をカバーし、コンサルティングや研究開発など、幅広いソリューションを提供しています。「金融業界」「製造業」「自動車関連」のDXをテーマとして、ソルクシーズが展開するサービスとさまざまな取り組みをレポートします。

金融業界のDX

ソルクシーズの強みは、銀行・証券・信託など金融業界におけるSIサービスの実績が豊富なことです。2018年4月に、経済産業省がキャッシュレス決済比率を上げることをめざす「キャッシュレス・ビジョン」を掲げてからは、技術やサービスの進化が速い業界のDX支援を数多く手がけています。

システムの受託開発だけでなく、自社開発のサービスも展開しています。個別クレジット債権管理クラウドサービス「杯王 on Cloud」は、個別クレジットに特化した基幹業務システムで、受付・審査から請求・入金まで一連の業務をサポートし、運用に必要な多彩な機能を装備しています。カードを持たない層向けのBNPLも導入可能です。

また、地域金融機関のFinTech導入支援に取り組むSBIグループが展開する「SBI DX データベース」に参画。クラウドサービスの「Fleekdrive」と「杯王 on Cloud」を提供し、中小企業のDXサポート、地方創生に貢献していきます。

2020年には、キャッシュレス決済を専門とするコンサルタント会社「アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング」をソルクシーズグループに迎えました。その後はキャッシュレス決済に関して、上流のコンサルティングや要件定義から、下流の開発・運営保守まで、全工程をサポートする体制を強化しています。

製造業のDX

製造業のDXサポートに取り組んでいるのは「株式会社イー・アイ・ソル」です。「計測データの見える化」をキーワードに、IoT（IIoT）・組込・制御・計測関連のソリューション事業を展開しています。

イー・アイ・ソルが提供する「状態監視/予知保全システム」は、計測データの取得・解析から、トータルシステム構築までワンストップで提供。工事のプロセスや設備の状況などを監視し、危険を予知することでトラブル防止・省エネ・コストダウンに貢献するなど幅広い分野で課題の解決に役立っています。

ソルクシーズでは高齢者見守り支援システム「いまイルモ」でもIoT技術を活用。監視カメラと違い、プライバシーを守りながら見守ることができるため、個人宅をはじめ、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム、介護施設や病院でも導入されるなど、今後拡大が予想される介護業界のDXも推進しています。