働き方改革、人材育成、高齢者支援…ソルクシーズがSDGｓでめざすこと【後編】

近年、注目度が高まっているSDGs（持続可能な開発目標）は、企業が取り組むべき重要な課題となっています。SDGsの目標達成をめざすことで、社会に貢献するだけでなく、サービスのクオリティ向上や社内の働き方改革まで推進している企業が多いようです。

今回は、ソルクシーズグループが取り組むSDGs経営について、2回に分けてレポート。前編では、テレワーク支援を中心とした働き方改革の視点からみてきました。後編は人材育成、高齢者支援の取り組みについて紹介します。

IT人材育成―人材教育プログラムへの参加、スポンサードを実施

SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」はソルクシーズが重点目標に設定し、積極的に取り組んでいる課題です。IT技術が発展し、便利になればなるほど、ITを活用できる人とできない人との差が大きくなります。技術を進化させるためにも、現場の活用度を高めるためにも、IT人材の育成・強化が必要です。

ソルクシーズは、これまでに得た知見を次世代のIT人材育成に活かすため、さまざまな人材教育プログラムに参加し、スポンサーとしてグループ全体で支援を行っています。

たとえば、スマートシステムやサービス技術のイノベーティブ人材を育成するプログラム「スマートエスイー」や、ソフトウェアエンジニアリングの技術・理論・ツールを使いこなすスーパーアーキテクトを育成する「トップエスイー」など。

デジタル社会を牽引する人材の育成を目的とした実践プロジェクト「DX Innovation Challenge」では、ソルクシーズグループのエクスモーションの社員がセミナーやワークショップを実施し、新たな未来を創るIT人材の育成を支援しています。

また、2020年4月には、独自のオンライン教育プログラム「SOLXYZ Academy」の運用をグループ内で開始。通算9000を超えるコンテンツを活用して社員が学習しており、ITトレンドや現場のニーズに即したプログラムを地開発し続けています。

高齢者支援―プライバシーに配慮し、高齢者の自分らしい生活を支援

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」は、あらゆる年齢の人々の健康的な生活の確保と福祉を促進するものです。

ソルクシーズが提供する高齢者見守り支援システム「いまイルモ」は、多機能センサーを活用し、離れて暮らす高齢者や介護が必要な方の暮らしそっと見守るサービス。高齢者のQOLの向上や、健康寿命の延伸に貢献しています。

照度やモーション、温度、湿度などを感知するセンサーを高齢者の部屋に設置し、データを集計。見守る側は、データを元に日々の暮らしに異常がないかを手元のスマートフォンやタブレット、パソコンで確認できます。日々のデータを集計することで、すぐに異常に気づくことができ、迅速な対応ができるようになります。

ひとり暮らしの親と離れて暮らす一般家庭だけでなく、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム、在宅介護を支援する訪問介護事業所などでも導入が増加中。利用者からは、「カメラがないので、プライバシーに配慮した見守りができる」「高齢者に器具をつけてもらう必要がない」といった評価をいただいています。睡眠状況やトイレの回数など高齢者がうまく伝えられないことも、データから推測できるため、異常が発生する前に予測でき、ケアの質を高められます。

「高齢になっても住み慣れた環境で暮らしたい」「自分らしい生活を維持したい」という高齢者の希望を叶えつつ、見守る家族や介護職の負担を減らしながら、高齢者の健康な生活を支援する「いまイルモ」。サービスの評価を支えているのは、ソルクシーズが強みとするIoT技術です。

この他にも、より地球に優しいモビリティ社会づくりに必要な「CASE」やAI、FinTech、デジタルトランスフォーメーション（DX）などの技術を活かしたサービス開発を推進し、SDGsに貢献しています。これらの技術のレベルを高めるべく、成長意欲が高いシステムエンジニアやプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーを採用しています。

採用においては、経験やスキルよりも、柔軟な発想力やチャレンジ精神、コミュニケーション力といった人間力を重視しています。ソルクシーズのSDGsに積極的に関わりたい方、好奇心旺盛な方のエントリーをお待ちしています。事業の全体像や求める人物像、求人情報については、キャリア採用サイトをご確認ください。