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IT業界と採用を語るスタッフブログ

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IT業界の採用&求人トレンド 2025.11.30

システムエンジニアの転職・求人トレンド2025



システムエンジニアの転職市場は、依然として求人ニーズが高い「売り手市場」の様相を保ちながらも、その中身は劇的に変化しています。特に生成AIの急速な普及は、エンジニアの仕事の進め方や企業が求めるスキルに大きな変化をもたらしています。

この記事では、2025年のITエンジニア転職市場の現状と、生成AI時代に求められる新たな価値について解説します。

転職市場の現状:活発化するエンジニアの流動性

 変わらない人材不足と高まる採用競争

IT業界の慢性的な人材不足は続いており、エンジニアへの採用ニーズは引き続き高い水準を維持しています。経済産業省の調査でも、2030年までに最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されており、企業は経験者を獲得するために依然として激しい競争を繰り広げています。

エンジニア側の動向を見ると、「転職活動をしている」あるいは「情報収集を始めている」層が昨年と比較して増加しており、市場全体の流動性が高まっているのは明らかです。約7割のエンジニアがこれまでに1回以上の転職を経験しているといわれており、技術力が高いエンジニアや特定の業界に強いエンジニアの動きが活発化しています。

働き方の多様化と「リモートワーク」のギャップ

エンジニアの働き方は多様化が進み、「副業をしている」「フリーランスとして活動している」という技術者の割合も増加しています。これは、エンジニアが特定の企業に縛られず、より柔軟で自律的なキャリアを志向していることの表れです。

また、エンジニアが理想とする働き方として「フルリモート」や「ハイブリッドワーク(週1~3日出社)」が多数を占めています。しかし、現実の市場では「フル出社」の割合が増加傾向にあり、理想と現実の間にギャップが生まれています。働き方の柔軟性を確保できる企業は、採用における競争優位性が高いといえるでしょう。

生成AI時代に求められる「総合力」

生成AIの普及は、エンジニアの採用基準に明確な変化をもたらしています。コーディングなどの定型的な作業がAIに代替されつつある今、企業は生成AIを活用してビジネスで成果を生み出せる人材を求めています。

スキルレベル別に見る市場の変化

AI技術の活用は、スキルレベルによって市場での評価が変わります。

  • シニア層(ベテラン): 幅広い技術スタックと業務理解に長け、AIを活用して短期間で成果物を出せるシニアエンジニアは、市場価値が大幅に高まっています。生成AIの活用を前提とする開発体制へのシフトを強めている企業では、AI活用スキルが「組織に残る人」を決める要素となりつつあります。

  • ミドル層: 採用コストの高騰を背景に、企業は社員紹介(リファラル)採用にシフトする傾向が強まっています。このため、ミドル層にとっては人脈の有無が転職の明暗を分けるケースもあり、日常的なネットワーキングが必須となります。

  • ジュニア層(未経験・微経験): 企業は育成コストを抑えて即戦力を求める傾向が強く、未経験者の採用枠は絞られています。生成AI活用スキルに加えて、業務理解・業界理解、先輩社員の負担を減らせる「タスク設計力」があれば評価が高まります。

職種・分野別の需要動向

職種別のニーズを見ると、企業のシステム刷新やDX推進のフェーズに応じてニーズが変化しています。

インフラエンジニアの求人数は引き続き増加が見込まれます。これは、老朽化したシステムのクラウド移行が「導入期」から「安定稼働と継続的な改善」のフェーズに移る企業が増えているためです。クラウドの設計・運用に精通した人材や、リモートワーク定着に伴うセキュリティリスクの増大から、ゼロトラストを前提としたセキュリティ領域に精通したインフラエンジニアの採用需要が高まっています。

一方、アプリ系のエンジニアの採用ニーズは高い水準を維持しつつも、落ち着きを見せています。ただし、労働人口の減少や古いシステムのリプレイス需要は続いており、SIerを中心に採用は堅調に推移しています。どの職種においても、技術力以上に、要件定義や要求事項のヒアリングといった上流工程の経験や、特定の領域の業界知識、業務の流れを深く理解していることが重視されています。

生成AI活用は「当たり前」のスキルへ

生成AIの活用は、エンジニアにとってすでに「当たり前」のスキルへと変化しつつあります。ある調査では、生成AIをプロダクトやサービス内で活用しているエンジニアが1年間で約1割増加したという結果が出ており、その価値を実感したエンジニアの多くが継続的に業務に取り入れています。

しかし、生成AIの出力を適切に評価し、どこにどう活用するのが効果的かを判断するには、土台となる基礎スキルと実務経験が不可欠です。特定の資格や実務経験がなくても、AIや機械学習に関する知識、PythonやRでデータの加工や統計処理ができるといった関連分野の経験があれば評価されやすい傾向があります。

年齢層別の評価ポイントとキャリア戦略

企業は、エンジニアの年齢層に応じて、期待する役割が異なります。若手層(20代)は、仕事への熱意を持って前向きに取り組む姿勢や、業務の中で工夫・改善をした経験が選考で見られやすいため、自己研鑽として仮想サーバーの構築経験や、学習履歴を具体的に伝えることが有効です。

ミドル層(30代)では、開発の一連の流れを理解していることや特定の言語・製品の開発経験、少人数のチームでもリーダーをしていた経験などがアピールポイントとなります。特定の技術スタックにこだわりすぎず、技術力によって事業課題の解決に取り組んだ経験が評価されます。

ベテラン層(40代以上)の場合は、特定の言語や製品、業務の知見、ドメイン知識、そしてマネジメント力など特定の分野で培ったスキルが強みとなります。技術力に加えて、会計、SCM、CRMなどに関する知識があると、既存サービス改善や事業の新規立ち上げを推進する企業で非常に評価されやすくなります。

ソルクシーズで市場価値の高いキャリアを築く

2025年のシステムエンジニア転職市場は、AIの浸透により求められるスキルが明確に変化し、キャリア戦略の再構築が求められています。企業に評価される人材になるためには、専門性だけでなく、ビジネス視点、マネジメント能力、そして最新技術への積極的な学習意欲を兼ね備えた「総合力」が不可欠です。

ソルクシーズのSIサービスには、官公庁や金融業界・通信業界などの安定的な事業基盤があり、DXやクラウドのプロジェクトに上流工程から関わることで、市場価値の高いスキル・経験を得ることが可能です。事業・サービスや実際の仕事、めざせるキャリアに興味がある方は、ソルクシーズのキャリア採用サイトで詳細をチェックしてください。

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