30歳になる前に考えておきたいシステムエンジニアのキャリアプラン【マネジメント編】

IT技術の進化により、システムエンジニアが活躍できるステージが広がり、多様なキャリアプランが考えられるようになりました。IT技術者のキャリアの方向性を大きく分けると、事業・サービスやプロジェクトを推進するマネージャー・管理職、特定領域における技術・スキルを武器とするスペシャリスト、将来性が高い新領域で活躍するという3タイプがあります。

30歳という節目が近くなり、どういう方向でキャリアアップしていけばいいのか、悩む方が多いのではないでしょうか。このシリーズでは、3回に分けてシステムエンジニアのキャリアプランの可能性について紹介していきます。1回めは、プロジェクトマネージャーや管理職など、マネジメントスキルを磨いて活躍したい方の将来を考えます。

プロジェクト管理やクライアントとの交渉が重要

ものづくりの現場で設計・開発に携わるシステムエンジニア（SE）に対して、プロジェクトマネージャー（PM）の役割は、システム全体のプロデュースと管理です。プロジェクトを円滑に進め、最大の成果を上げられるようヒト・モノ・カネにまつわる重要事項の意志決定を行い、進捗やクオリティを管理しながら適切な指示を送ります。プロジェクトの立案、人員の調達、コスト管理、チーム間の人員調整、リスク管理、ステークホルダー管理、納期管理など、業務は多岐にわたります。

クライアントとの交渉や報告も、プロジェクトマネージャーの重要な仕事です。システム要件やプロジェクトの進行状況など、コミュニケーションを積極的に行い、顧客の要望に合ったシステム・サービスを提供します。現場のシステムエンジニアと技術的な会話をする機会が多く、ITに関する幅広い知識は必須です。
責任が大きい仕事ですが、やりがいは十分にあり、年収アップも期待できます。

エンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャーとステップアップ

システムエンジニアとして経験を積み、数人規模のチームリーダーを経験後、マネージャーになるのが一般的です。
システムエンジニアとして経験を積んでからリーダー、マネージャーと昇進していく会社が多いのは、工程の下流から上流に上がっておくなかで、システム開発のプロジェクト全体をスムーズに理解できるからです。身近にロールモデルがいることが多く、イメージしやすいキャリアパスといえるでしょう。

明快な意志決定、客観的な判断が求められる仕事

PMはプロジェクト全体を俯瞰的に見る必要があるため、要件定義、基本設計といった上流工程の経験も積んでおく必要があります。
最も必要な力は、顧客との交渉やチームを束ねる際に必要なコミュニケーション力、交渉力。プロジェクトの成功・失敗を左右する重要な決断を求められることも多いため、ロジカルシンキング、客観的に判断できる力も必要となります。

大規模なプロジェクトの場合、自社のスタッフだけでなく、外部パートナーのシステムエンジニアやプログラマーも参加します。チームメンバーの進捗管理や課題の吸い上げ、モチベーションの維持などもプロジェクトマネージャーの仕事。リーダーとして数人のマネジメントを経験し、実績を積んでから大きなプロジェクトを担当するというステップが一般的です。

先輩から教わったことや現場で得たノウハウに加えて、体系的な知識を習得したいマネージャー・リーダーも多く、「PMP」「プロジェクトマネージャ試験」といった資格を取得する人もいます。

チャレンジ精神旺盛なマネージャー・リーダー候補を採用

ソルクシーズは金融業界・通信業界との取引が多く、証券会社、クレジットカード系企業、通信キャリアなどへのソリューション提案やシステム導入を拡大させています。各事業部で、マネージャー・リーダー候補を随時募集中。IT技術や小規模チームのマネジメント経験に加えて、金融関連のプロジェクトに携わったことがある方は大歓迎です。

近年は、FinTechなど新しい分野にも積極的に取り組んでいるため、学習意欲が高い方、新しいことに挑戦したい方を求めています。
コミュニケーションを積極的に取りながら、チームプレーでプロジェクトを推進していくカルチャーが根付いており、将来はマネージャーとして全体を統括したいというシステムエンジニアが多数活躍しています。

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